「おんなのこきらい」は、2015年2月14日に公開された映画です。
「見た目のかわいさ」を至上主義とした、食べては吐いてしまう過食症女子の姿を通し、女心をポップかつ鋭くえぐった異色恋愛ムービー。
女性監督の加藤綾佳さんがメガホンを取り、音楽と映画の祭典「MOOSIC LAB 2014」で準グランプリ、観客賞、最優秀女優賞、男優賞を受賞した評価の高い作品です。
主演は元セブンティーンモデルの森川葵さんで、劇中でもご本人達が登場するエレクトロポップユニット「ふぇのたす」が担当した音楽も、映画の「カワイイ」世界観を作り上げています。
今回は、「おんなのこきらい」の無料フル動画の視聴方法や、あらすじや感想をまとめました!
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「おんなのこきらい」のあらすじ
「おんなのこきらい」は、女の子の価値はかわいいことが全てと信じている、ルックスは抜群だが性格は最悪のOL・キリコの物語。かわいい食べ物を過剰摂取しては吐く過食症のキリコは、職場では男たちにちやほやされ、女性には嫌われていてもおかまいなし。バーで働くユウトと煮え切らない状態を続けるキリコの前に、ライバルとキリコのかわいさが通用しない男が現れ、絶対だったキリコの価値観が揺るがされていく。
映画.comより https://eiga.com/news/20150215/11/
キャスト
高山幸太 - 木口健太
ユウト - 谷啓吾
さやか - 井上早紀
ケンジ - 松澤匠
茜 - 加弥乃
まゆみ - 緑茶麻悠
田辺 - 巴山祐樹
ユリエ - 福原舞弓
カフェの店員 - ふぇのたす
主役の「かわいいけど最悪」な女子を演じるのは、2010年-2015年の間セブンティーンのモデルを務め、現在は女優やバラエティーで活躍している森川葵さん。
当時主役となる女優を探していた監督に一目で気に入られ大抜擢されたそうです。
この映画での森川葵さんももちろん可愛いですが、セブンティーンデビュー当時もかわいいですね~。

また、主題歌である「女の子入門」を歌うエレクトロポップバンド「ふぇのたす」も劇中でキリコがつらくなった時に駆け込むカフェの店員として出演。
キリコのつらい気持ちを絶妙に反映させた歌詞をかわいらしい曲調で歌っており、シリアスなシーンもポップに描いている演出が面白いです。

主題歌
主題歌「女の子入門」
作詞・作曲・編曲:山本奨 歌:ふぇのたす
挿入歌
「たびたびアバンチュール」
「おばけになっても」
劇中で流れる挿入歌も、ポップでかわいい曲調なのによく聴くと心をえぐるような歌詞で「おんなのこきらい」の世界観をうまく表しています。
どれも中毒性のある曲で、1回聴くと頭から離れなくなります。
特に「かわいいだけじゃダメみたい」は「私は可愛いはずなのになんで上手くいかないの?」という女心を絶妙に書いていて、かわいくなりたい、私は可愛い、という女の子には特にハマる歌です。
作詞・作曲・編曲:山本奨 歌:ふぇのたす (上記全て)
そう貴女は
世界一可愛い可愛い、でもそれじゃ世界変わらない変わらない
もう一つ欲しいな、なんて贅沢なの、
女の子は
世界一可愛い可愛いっていわれたくて変わりたい変われない
そう世界を変えればいいの だからこの話はもう終わり
歌ネットより引用
「おんなのこきらい」の見どころ
見どころ①森川葵演じるキリコのキャラが強烈

森川葵さんが演じる「キリコ」がとても強烈なキャラクターをしており、「私ってかわいいの」と思っているだけには飽き足らず、それを臆面もなく口に出し、女性にはとことん冷たく接し、反感を買いまくる姿が見ていてハラハラします笑
腹の中でこんな風に思っている人はいそうだな、と思うけど、それをハッキリと口と態度に出す人は私は見たことないので、ある意味面白いです。
見どころ②「カワイイ最強説」が崩れた時のキリコの落差がすごい

キリコはその可愛さ一本で男を手玉に取りまくるのですが、自分が本当に好きになった人からは二股された挙句捨てられてしまいます。
この主人公はチヤホヤされることには慣れていましたが、自分がぞんざいに扱われるなんて今までの人生であり得なかったので、相当なショックを受けることになります。
仕事も無断欠勤するようになり、家で過食しては吐くことを繰り返し、自暴自棄になってしまいます。
ストーリーの前半では自信たっぷり傍若無人に振る舞っていたキリコでしたが、フラれてからは一転廃人同然になってしまう姿は見ていてツライものがあり、「自分も失恋したときこれぐらい荒れたな」と思わず自分と重ねてしまう部分もありました。
見どころ③キリコの立ち直り力は見習いたいところがある

好きな人にフラれてしまい自暴自棄になっていたキリコを救ってくれたのは、唯一自分を顔でチヤホヤしなかった男性でした。
初めのうちは思い通りにならない相手にイライラしていたキリコでしたが、ボロボロになり「可愛さ」が全くなくなった自分にも優しくしてくれる姿勢にだんだんと生きる活力を取り戻していきます。
そしていつしか恋心を抱いてくキリコですが、またしてもフラれてしまい、我を忘れて大泣きする姿には見ていて胸が苦しくなります。
そんなどん底の状態に落ちても、「人生は顔だけじゃない」という事に気付かせてくれた想い出を胸に、キリコは自慢だったロングヘアをばっさりと切って、今までのモテファッションも卒業し別人クラスの変貌を遂げます。
顔だけでイージーな人生を送ってきたキリコにも辛い仕打ちがされますが、その運命にも負けずたくましく復活していく様子が気持ちいいです。
「おんなのこきらい」の評判は?
「おんなのこきらい」は、「可愛い」というワードに敏感な女子や、恋愛に振り回された経験のある女子にも強い共感を得ています。
「おんなのこきらい」みたいな似た映画はある?
容姿至上主義で生きていく女子を描いた「おんなのこきらい」。
似たような映画では、整形を繰り返し、容姿への異常なこだわりを見せるモデルの姿を描いた「ヘルタースケルター」も面白いですよ。

キリコ同様、「美しさこそが全て」と信じているスーパーモデルのりりこは更なる美しさを求め整形手術を繰り返しますが、ある時に整形失敗してから一気に精神崩壊し、それまでのトップモデルから一気に転落してしまいます。
この映画の監督でもあり、有名写真家でもある蜷川実花の極彩色ワールドもかなりインパクトがあり、物語に惹き込まれます。
華やかな世界の裏側ってもしかしてこんな感じなのかも…と少しゾッとします。
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まとめ:「おんなのこきらい」は容姿の呪いに振り回されている全女子に見てほしい作品
この映画は、「容姿が優れている」という女子には大きなアドバンテージを持ちワガママ放題に振る舞う女の子が、結局その慢心から自身を追い詰めることになってしまう部分がとても心に刺さる映画でした。
「容姿がいい」という事は確かに武器にもなるんですが、使い方を間違えてしまったり、そればっかりに頼ってしまうといつか自分自身を破滅に導いてしまう、諸刃の剣にもなります。
容姿の良さ以外に、人と比べず等身大の自分の心を受け入れて大切にする事が大事だよね、ということに気付かせてくれる作品でした。
今回は以上です。