駐在妻になると、暇ゆえに色々な不安が押し寄せますよね。
・仕事を辞めて帯同してしまったけど、本当に良かったのか?これからの私のキャリアはどうなるの?
・「日本に帰ったら働く」となった場合、空白期間があるけど大丈夫?
・帰国後に仕事再復帰するけど、少しでも差を埋めるため、駐在期間中に出来ることはないかな?
など、今まで自分が積み上げてきたキャリアが中断されることへの不安や、現役で働いている人と差がついてしまう事への悩みも大きいですよね。
しかし、時間がたっぷりある駐在期間は新たな自分の可能性や元々持っているスキルを磨くことも出来ます。
この期間に語学力を上げたり、新たな資格を取得しておけば、帰国後だけでなく駐在中にも新たなチャンスや働き方が見つかるかもしれません。
今回は、海外にいても出来る/海外にいるからこそ出来るスキルアップ方法をまとめてみましたので、
興味が湧いたものがあれば是非挑戦してみて下さい。
駐在妻のスキルアップ方法①習い事
駐在期間では習い事をする方もたくさんいらっしゃいますよね。
腕を磨けば、自身で教室を開けるほど上達する方もいます。
自分の好きな習い事で教室を持てれば、楽しく充実した人生になりそうですよね!
①ヨガ
②ボールペン字
③料理・パン作り
④ダンス
⑤フラワーアレンジメント
ヨガは習い事として不動の人気ですよね。ヨガインストラクターになる方も年々増えてきています。
料理・パン作りは自身の生活にも直結するスキルですし、ボールペン字を習って綺麗な文字が書けるようになれば、人生の様々なシーンで役に立ちます。
またベリーダンスや社交ダンスなども習い事として非常に人気ですね。私の周りにもやっている方はいます。
フラワーアレンジメントは女性にとても人気の習い事ですし、お部屋にかわいい花があれば華やかになりますし気分も上がります。
これらの習い事は、現地で開かれている教室に通うか、また近くに教室がない/通う時間がないといった方はオンラインで出来る習い事でも受講できます。
オンラインでの習い事について、詳しくは【駐在妻の暇つぶしにも】MIROOMでオンライン習い事!新たな趣味で充実ライフでご紹介しています。
駐在妻のスキルアップ方法②TOEICの点数を上げる

日本では言わずと知れた英語の資格、TOEIC。
海外で働きたい!という時には、TOEIC〇点以上といった明確な基準が設けられることも多いですよね。
駐在期間中にTOEICの点数を上げておけば転職の際に外資などに挑戦できる可能性が広がりますし、「海外にいる間に英語が出来るようになったんだな」とあなたの過ごしてきた駐在生活にハクがつきます。
日本で再就職するとなったり、仕事復帰するときには、あって損はない資格です。
一般的に、海外と関わる仕事をしたければ700点が目安と言われています。
さらに外資系企業となると、スコア別で以下のような業務が出来るイメージとされています。
- メール、電話対応など初歩的な業務: 700点~800点
- 社内、社外の英語でのコミュニケーションが可能な業務: 800点~900点
- 英語を強みとした仕事でアピールできる:900点以上
(引用:辞めnavi)
ただ1点注意が必要なのは、「TOEICの点数を上げれば自動的にペラペラになる」わけではない、ということです。
もちろんTOEICに取り組むことで英文に抵抗がなくなったり、リスニング能力は向上したりしますが、英語4技能と言われている「読む、書く、聞く、話す」は別のスキルなので、それぞれでスキルを伸ばしていかなければいけません。
もし「英語を話せるようになりたい」という方は、リスニング能力とスピーキング能力を同時に伸ばせるオンライン英会話がおすすめです。
オンライン英会話は現地で通うスクールと違って気軽に始められますし、自分の好きな時にできるので続けやすいというメリットもあります。
おすすめのオンライン英会話は【体験談あり】駐在妻に本当におすすめできる人気のオンライン英会話徹底比較で紹介しています。
駐在妻のスキルアップ方法③簿記の資格を取る

簿記では、経理処理から決算書作成まで、 企業の日々の経営活動を記録・計算・整理するための 実務的な知識を学ぶことが出来ます。
簿記を理解することによって、企業の経理事務に必要な会計知識だけではなく、財務諸表を読む力、基礎的な経営管理や分析力が身につきます。
商工会議所の検定試験より
また、ビジネスの基本であるコスト感覚も身につきますので、コストを意識した仕事ができるとともに、取引先の経営状況を把握できるために、経理担当者だけではなく、全ての社会人に役立ちます。
簿記の知識はあらゆる分野で活かすことができ、どの業界でも必要になるスキルを習得できるため、社会的に高い信頼と評価を得ている人気の資格です。
簿記は1級・2級・3級・初級とありますが、就職や転職に有用となるのは2級からです。

3級は「簿記の入門」というような立ち位置のため、それほどアピールポイントにはなりません。
日商簿記の受験日程:毎年2月、6月、11月
日商簿記2級を合格する為に必要な勉強時間:150~200時間程度
日商簿記2級の合格ライン:7割以上の得点
日商簿記の受験場所は現在のところ日本のみなので、受験しようと思ったら一時帰国のタイミングで受ける必要があります。
試験の開催月は毎年2,6,11月のどれかなので、それに合わせて一時帰国できると渡航費の節約にもなりますね。
駐在妻のスキルアップ方法④MOSの資格を取る

MOSは、「Excelが使える、Wordが使える」といった目に見えないスキルを資格という形で可視化したものです。
会社に勤める場合はあって絶対に損はない資格です。
具体的には以下のマイクロソフトの製品について、基本から応用まで使い方を習得します。資格取得までの勉強や、実際の試験はパソコン上で行う実技的なものなので、勉強している段階から実践的なテクニックを学べます。
・Excel
・Powerpoint
・Access
・Outlook
また資格はそれぞれのオフィス製品ごとにあるので、必ずしも全てのオフィス製品の勉強をしなければいけないわけではありません。
MOSの資格は各製品の各バージョンごとに存在しており、その中でさらに「一般レベルと上級レベル」に分かれています。

一般レベルを取得する方が多いようです

現在オフィスのバージョンは2010・2013・2016とあり、何を取得するかは会社が何を使用しているかによるのですが、「オフィス製品について全く触ったことがない!」という方は基礎となる2010のバージョンから勉強するのがおススメです。
WordやExcelは一般企業であればほとんどの会社が使用していると言っても過言ではありません。
一般事務として勤務する場合でも、総合職として勤務する場合でも、WordやExcelを用いて資料作成することは多々あり、特に総合職の場合だとプレゼンなどでPowerPointを作成しなければいけないこともあります。
PowerPointは普段使わないソフトなので、いざ使おうとなると操作が意外に難しかったりします。
そんな時にMOSの資格をとっておくと作業効率が格段に速くなり、残業せずに帰れるといったようなメリットもあります。
MOSは会社によっては採用条件としてこの資格を求められることもある、広く需要のある資格です。
また、国際的な資格なので取得しておけば日本だけでなく海外の企業で働く時も役に立ちますよ。
MOSが必要となる職種
MOSが特に必要とされる職種は「事務、営業、管理職」です。
事務の場合は、経理はExcelとAccess、営業事務はPowerPoint、総務はまんべんなく使えると就職に有利になります。
営業職の場合も、お客様への資料や内部への報告書作成で「Word、Excel、PowerPoint」は特によく使います。
管理職の場合は、報告書作成やデータ管理でWordやExcelを日常的に使います。
このように、MOSを活かせる職種は業種問わず幅広いのが特徴です。
- 全くの初心者で苦手な方:80時間(4ヶ月前後)
- 学校で習った記憶がある:60時間(3ヶ月前後)
- 会社で使ったことがある:40時間(2ヶ月前後)
- 会社で使いこなしている:20時間(1ヶ月前後)
(パソコン教室キュリオステーションより)
MOSの受験方法
MOS資格の受験方法は、オンラインまたは郵送で申し込みが出来る"全国一斉試験"と、日本で最寄りの受験会場で受験する"随時試験"の2種類があります。
全国一斉試験 | 随時試験 | |
試験実施日時 | 毎月1回~2回 | 各試験会場が設定した日程、試験開始時間 |
試験会場 | 全国の一斉試験実施会場より選択 | 全国の随時試験実施会場より選択 |
申し込み方法 | 試験日の約1ヶ月~1ヶ月半前から申込み開始 ●インターネット申込(クレジットカード/銀行振込) ●郵送お申込み(窓口でお支払い) | 試験会場ごとに申込み方法、申込み期間が異なります |
インターネット申し込み出来る全国一斉試験だと、試験実施日時も毎月1,2回あるので一時帰国した時でもタイミングを合わせやすそうです。
試験申し込みも1か月半前からなので、スケジュール調整しやすいですよね。
>>MOSの公式サイトをチェックする
駐在妻のスキルアップ方法⑤ITスキルを習得

最近、インターネットやスマートフォンが普及するにつれて、たくさんのオンラインサービスが出てきています。
皆さんもメルカリやペイペイなどのサービスを日常的に使うようになってきたのではないでしょうか。
ということは、そういったサービスを提供する会社も増えてきているということです。
つまり、そこにはたくさんの仕事があるため、IT系の技術を身に着けることができれば、そういった会社で働くことができるようになります。
IT人材は今後ますます不足していくと言われているので、IT系の技術を身に着けることは将来にわたって役に立ちます。
実際に、「AI」「クラウド」などの新技術の登場で、IT業界は加速度的に需要が増加していますが、人材の供給が間に合っていないことも深刻な問題となっており 、2030年ではなんと「79万人」も不足すると予想されています。
人材業界の中でもITの分野は特に売り手市場であり、中途でも未経験OKなところも多いので、他分野と比較すると再就職や転職に有利な業界と言えます。
そして、IT系の技術というのは大きく分けて昔からある「プログラミング」、「Webデザイン」。
最近ではデジタルマーケティングなどの領域で活躍できる「データ分析」です。
まずは、プログラミングについて解説していきます。
プログラミング
プログラムとは、簡単にいうと「コンピュータにさせる処理を、順番に書き出したもの」です。
コンピュータは自分で考えることができません。
人間であれば、なんとなく予想して「次はこうすればいいのかな」と動くことができますが、コンピュータには想像する力がありません。
一連の動きを厳密に、コンピュータにも読み取れる形で命令する(=プログラムする)必要があるのです。
--コエテコ(プログラミング教室検索サイト)より
私達の身の回りのものは、プログラムされて動いているものが多くあります。
普段何気なくいじっているスマホのアプリやAmazonや楽天、普段の連絡に必須なLINE、お出かけの時に欠かせないグーグルマップ等、もはや私たちの生活はプログラムされた機械なしで成り立つことはあり得ません。

実際に仕事をする時でも、プログラミングは顧客やチームメイトと直接顔を合わせて働く必要はなく、必要な要件は全てメールでやり取り出来るため、プログラマーの仕事は完全在宅でも完結出来る点が魅力です。
また、IT業界は学歴はあまり重要視されていません。
実際、プログラマーは大学で学習した割合が他の業種より低く、企業の研修や独学で知識を身につけている人が多いです。
つまり、eラーニングなどを活用してプログラミングを学習すれば、学校などに直接出向いて通わなくても、未経験者でも在宅独学でプログラマーになることが可能なのです。
ウェブデザイン

ウェブデザインとは、 個人や企業のクライアントから依頼された内容に従って、Webサイトのデザインを考案するお仕事です。
ウェブデザインの仕事の流れとしては以下の通り。
②それを元に骨組みを設計する
③ウェブサイト全体の配色やデザインを考える
④実際にサイトを作っていく
実際のデザインの部分は、「Photoshop(フォトショップ)」や「Illustrator (イラストレーター)」 を使って制作していきます。
そして、そのデザインを元に「HTML」や「CSS」などの言語を使用して、実際にWebサイトを作っていきます。
ウェブデザイナーの仕事は、プログラミング同様在宅でも出来るのが強みです。
在宅でもクラウドワークスなどのクラウドソーシングを使って、受注から納品まで全てオンラインで完結出来るので、スキルを身に着けたら家にいながらでも仕事が出来ます。
これらのスキルを海外で身につけるには?
上記でご紹介したスキルを海外から身につけるには、オンラインで受講できるサービスを使うと効率的です。
なぜなら、海外からだと資格関連の本が買えないし、そもそも本を使って1人で勉強しようと思っても大抵の場合は挫折するからです。
①勉強していてつまづいた時に、質問してわかりやすく説明してくれる人がいないと勉強が続かない
②人間はサボる生き物なので、期限や監視する人がいないと続かない
③そもそもわかりやすい教材に出会えないと意欲がわかない
人間は基本サボる生き物なので、どこかわからない所があってつまづいたり、そもそも教材がわかりにくかったりすると「よくわかんないしやーめた」となってしまいます。
実際私も、買ったテキストがイマイチわかりづらかったり、つまづいて解決できないとすぐに挫折します笑
でも、せっかく「やろう!」と思ったなら「資格を取ったりや点数をアップさせる」という目標を達成したいですよね。
色々調べた結果、オンラインで通信講座を受けるならやはり業界トップのユーキャンが良さそうだという結論に至りました。
- 海外からでもデジタルテキストで講座を受講出来る
- 海外OKの講座数がダントツに多い
- "学びオンラインプラス"で試験までの日にちを逆算して勉強計画をスケジューリングしてくれる
- 過去問もついているので、本番前に合格ラインかどうかをチェック出来る
- 通信教育大手の会社だから安心
ユーキャンの海外通信なら、通常であれば自宅に送られてくるテキストがデジタルテキストとしてスマホやタブレットで見れるようになります。
しかも、テキストのように教材にメモをしたり出来るので、アナログと同じように使えるので勉強方法を変えなくていいのも嬉しいポイント。
何より他と違う一番のポイントは、海外からでも受講できる講座数が圧倒的に多いことです。
他のオンライン講座だと、そもそも資格取得に向いている講座がなかったり、あっても圧倒的に数が少なかったり、履歴書に書けるレベルの級数は取り扱っていなかったりして、イマイチ使い勝手が悪いことが多いんですよね。
その点、ユーキャンであれば海外OKの講座数が格段に多いので、上記で紹介したような簿記などの資格はほぼ全て網羅されています。

ユーキャンの海外受講可能講座をチェックするには、まずはユーキャンの公式HPに行きます。
>>ユーキャン公式HP(別ウインドウで開きます)

公式HPに移動したら、メニューバーの右から2番目にある「海外受講サービス」をクリックします。

ユーキャン海外講座のトップページに移るので、お好きな講座を選びます。

>>ユーキャンの海外通信講座をチェックする(公式HPに移動します)
まとめ
「社会から突然断絶され、何をしたらいいのかわからない」「時間が過ぎるのがすごく長く感じる」という方は、将来に向けてスキルアップを図ると充実した時間を送れるかもしれません。
実際、初めて取り掛かるものは何事も習得までに時間がかかりますし、夢中になっている間は時間はあっという間に過ぎていくものです。
仕事を辞め、突然出来たこのボーナスタイムに新たなスキルを手に入れれば、新しい人生の可能性も見つかるかもしれません。
せっかく得られた膨大な時間を活かさない手はありません。
語学習得やプログラミングなど、気になったものにはどんどんチャレンジしてみて下さい。
人間関係もリセットされるので、新しく挑戦することにとやかく言う人も少ないのが駐在の魅力です!
ぜひこのチャンスを活かして、新たな活路を開いてみて下さい。
今回は以上です。